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J-GLOBAL ID:201102282314537659   整理番号:11A1029110

ナリンギンは高グルコース誘導ヒト臍帯静脈血管内皮細胞への単球接着を阻害する

Naringin inhibits monocyte adhesion to high glucose-induced human umbilical vein endothelial cells
著者 (8件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 321-325  発行年: 2010年 
JST資料番号: C2216A  ISSN: 1673-4254  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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【目的】高グルコース誘導ヒト臍帯静脈血管内皮細胞(HUVECs)に対する単球接着に及ぼすナリンギンの阻害効果を調査する。【方法】ナリンギンを用い,または用いずにヒト臍帯から分離した培養HUVECsを前処理し,高グルコース(33mmol/L)で48時間誘導した。BCECF-AM標識後のヒト単球THP-1細胞をHUVECsと30分間共培養した。HUVECsに接着した標識THP-1細胞を蛍光顕微鏡で観察し,細胞接着に及ぼすナリンギンの阻害効果を接着細胞密度測定により評価した。ウェスタンブロット法でHUVECsにおける接着分子発現を検出し,HUVECsにおける活性酸素(ROS)生産を酸化高感度蛍光プローブ(DCFH-DA)で測定した。HUVECsの核抽出物を調製し,ウェスタンブロット法で細胞核における核因子カッパB(NF-κB)発現を測定した。【結果】高グルコース培地のHUVECsはTHP-1細胞への接着が増加し,細胞接着分子発現が増強したが,この現象はナリンギン(10-50μg/ml)による前処理で有意に減弱した。高グルコースはHUVECsにおけるDCF感受性細胞内ROS生産を誘導し,この効果は細胞のナリンギン前処理により阻害された。ナリンギンはHUVECs細胞核におけるNF-κB発現のグルコース誘導増加も抑制した。【結語】ナリンギンは,HUVECsにおけるROS生産とNF-κB活性化を阻害し,高グルコース誘導血管炎症を抑制する。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (1件):
分類
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循環系の基礎医学 

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