抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,小型鋼管を用いて,発射体を筒に入れない密閉状態と開放状態および発射体を筒に入れた状態での筒内圧力を4つの圧力センサーで測定した。圧力が音速で伝わるため,筒内底部における揚薬の燃焼ガスによる圧力の変化は瞬時に筒口まで伝わる。密閉状態では,燃焼ガスの流失がないため,筒内全域の圧力分布は均等で,勾配が生じない。開放状態では,ガス流失があるため,圧力の勾配が生じる。煙火玉のような発射体を打ち上げるとき,玉と筒との隙間から燃焼ガスが流失するため,発射体を境にその前後の圧力分布が複雑となる。また,3号煙火玉を打ち上げるときの筒内圧力を測定した。筒内底部における圧力-時間カーブから圧力上昇速度-時間カーブを求め,筒内の燃焼ガスの複雑な流れを定性的に解析した。最後に,筒から燃焼ガスの流失が多い場合でも,4つの圧力センサーで得られた圧力-時間カーブから計算した打上げ速度は実験値に近い。(著者抄録)