抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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限られた水資源を有効に利用するため,下水処理水の再利用(再生水利用)が着目されている。乾燥地などでは再生水の農業利用にも積極的であり,国際標準化機構では2013年に処理排水の灌漑利用に関するガイドラインを作成する予定である。わが国における再生水の農業利用は,年間の農業用水利用量の約0.02%にすぎないが,ISO国際規格への対応として再生水の農業利用に関して科学的な情報を蓄積し何らかのガイドラインなどを準備する必要がある。また,科学的な検証に裏付けされた安全性を確保するだけでなく,消費者に食の安全とリスク管理について正しく理解してもらうためのさまざまな努力も求められる。(著者抄録)