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J-GLOBAL ID：201102284772584863   整理番号：11A0096996

固定と遊離カチオンベシクル中の有機色素の拡散

Diffusion of Organic Dyes in Immobilized and Free Catanionic Vesicles

著者 (5件)： DEY Shantanu (Indian Assoc. for the Cultivation of Sci., Kolkata, IND) ,  MANDAL Ujjwal (Indian Assoc. for the Cultivation of Sci., Kolkata, IND) ,  MOJUMDAR Supratik Sen (Indian Assoc. for the Cultivation of Sci., Kolkata, IND) ,  MANDAL Amit Kumar (Indian Assoc. for the Cultivation of Sci., Kolkata, IND) ,  BHATTACHARYYA Kankan (Indian Assoc. for the Cultivation of Sci., Kolkata, IND)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 114  号： 47  ページ： 15506-15511  発行年： 2010年12月02日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 陰イオン界面活性剤ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)と陽イオン界面活性剤ドデシルトリメチルアンモニウムブロミド(DTAB)からなる陽イオンジャイアントベシクル(直径200μm)中蛍光色素の運動を調べるため,蛍光相関分光法を用いた。蛍光色素としてローダミン6G(R6G),4-ジシアノメチレン-2-メチル-6-p-アミノスチリル-4H-ピラン(DCM)及びクマリン343(C343)を用いた。バルク水中と正荷電ガラス表面付着固定ベシクル両者で高濃度SDS陽イオンベシクル中の拡散を調べた。固定ベシクル事例では,R6G,DCM及びC343の拡散係数D_tはそれぞれ1.5,2.5及び10μm²/sであり,D_tはバルク水中同一色素の拡散係数に比較して280,120及び55倍緩速であった。D_tの大きさは種々のベシクルで変化することを見いだした。このことを固定ベシクルのサイズと形状差に帰した。バルク中R6Gはベシクルに完全結合し,バルク水と固定ベシクル内部でのR6G拡散に比較して~850と3倍緩速である極めて緩速拡散(D_t=0.5±0.1μm²/s)を示した。このことを大サイズのベシクル(直径20μm)に帰した。DCMとC343両者はバルク中二種類の異なる拡散係数を示す。この事例では,小さなD_t(0.5±0.1μm²/s)は全体としてベシクル拡散に対応し,大きいD_t値(DCMとC343それぞれに対する300と500μm²/s)はバルク水中遊離色素分子に相当する。

シソーラス用語： *陽イオン界面活性剤 ,  *陰イオン界面活性剤 ,  蛍光体 ,  *蛍光染料 ,  *ベシクル ,  生体試料固定 ,  *拡散係数 ,  濃度依存性 ,  サイズ効果 ,  形状効果 ,  蛍光分光法 ,  蛍光分析 ,  自己相関 ,  分子運動 ,  脂肪族アルコール ,  無機酸エステル ,  芳香族アミン ,  芳香族カルボン酸 ,  酸素複素環化合物 ,  キノイド化合物 ,  インモニウム ,  芳香族縮合化合物 ,  カルボン酸エステル ,  第二アミン
準シソーラス用語： ジャイアントベシクル ,  蛍光色素 ,  蛍光相関分光法

分類 (2件)： 溶液論一般  (CB05010Z) ,  細胞構成体一般  (EF03010Z)

物質索引 (5件)： クマリン343 ,  ドデシルトリメチルアンモニウムブロミド ,  ドデシル硫酸ナトリウム ,  ローダミン6G ,  [2-[4-(ジメチルアミノ)スチリル]-6-メチル-4H-ピラン-4-イリデン]マロノニトリル

タイトルに関連する用語 (4件)： カチオン ,  ベシクル ,  有機色素 ,  拡散