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J-GLOBAL ID：201102285082586762   整理番号：11A1251176

領域海洋モデルを用いた経験的パラメータの逆推定

Inverse estimation of empirical parameters used in a regional ocean circulation model

著者 (1件)： HIROSE Naoki (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN)
資料名： Journal of Oceanography  (Journal of Oceanography)
巻： 67  号： 3  ページ： 323-336  発行年： 2011年06月 
JST資料番号： G0159B  ISSN： 0916-8370  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： サブグリッドスケールのパラメタリゼーションの有意な影響がモデル化された海洋循環では強調されるが,しかし,多様な種々のパラメータの値が同じような数値解析的研究においてしばしばなんら正当化される理由なしに適用されている。本研究では東アジアの縁海での海洋循環のモデル化に関して不確かな一連の経験的パラメータを客観的に推定する。14の主要なパラメータの解はモデルのグリーン関数と気候学的水温・塩分データの制約を用いることによって得た。東部日本海において極前線のはっきりとした勾配に伴う大きな費用関数の減少が生じた。キャリブレーションされたパラメータは最終的な実験で現実的な流量と黒潮流路によって有効性を確認した。逆推定からは降水による小規模河川からの淡水の流出が陸から74-81kmの狭い幅で見られた。厚みの拡散係数の大きさは等密度拡散係数や水平拡散係数と同様かもしれない。加速された初期条件もまた深部水温の弱い傾向によって費用関数の減少に寄与している。もっとも重要なのは,倍率の推定からより現実に近い海洋循環に関わる再解析された風の応力データに有意な減少が示唆されたことである。運動量の損失に関する考えうる理由についても議論した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： パラメータ推定 ,  Green関数 ,  河川水 ,  *海洋循環 ,  *縁海 ,  *東アジア
準シソーラス用語： 運動量フラックス

分類 (1件)： 海洋の構造・力学・循環  (DC06030G)

引用文献 (32件)：

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• DEE, DP. Data assimilation in the presence of forecast bias. Q J R Meteorol Soc. 1998, 124, 269-295
• DUHAUT, TH. Wind stress dependence on ocean surface velocity : implications for mechanical energy input to ocean circulation. J Phys Oceanogr. 2006, 36, 202-211
• EDEN, C. Effects of mesoscale eddy/wind interactions on biological new production and eddy kinetic energy. J Geophys Res. 2009, 114, C05023
• EVENSEN, G. Parameter estimation in dynamical models. Ocean modeling and parameterization. 1998, 373-398

タイトルに関連する用語 (4件)： 海洋モデル ,  経験 ,  パラメータ ,  推定