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J-GLOBAL ID:201102285249512731   整理番号:11A0400379

リン酸クランプ 核酸骨格の認識のための小さな独立したモチーフ

The phosphate clamp: a small and independent motif for nucleic acid backbone recognition
著者 (9件):
資料名:
巻: 39  号:ページ: 325-336  発行年: 2011年 
JST資料番号: D0242C  ISSN: 0305-1048  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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リン酸クランプはPtN4のDNA複合体の一般的な特徴で,そのDNAとの相互作用は新しい様式のDNA結合エレメントとしての利用が示唆されている。本研究では,リン酸クランプの利用性と一般性について,プラチナ複合体TriplatinNC-Aを用いて検討した。プラチナ(II)複合体[{Pt(NH3)3}2-μ-{トランス-Pt(NH3)2(NH2(CH2)6NH2)2}](NO3)6(1,TriplatinNC-A,)に[d(CGCGAATTCGCG)]2(DDD)が非共有結合的に結合したB-DNA12量体の1.7Åの分解能での結晶構造は,リン酸骨格と副溝の架橋に沿って伸長した三核陽イオンを示した。平面正方形のテトラ-アミンPt(II)単位はリン酸クランプモチーフ内でOP原子と二座N-O-N複合体を形成していた。形状は保存性で,相互作用はO1P原子よりもO2Pに対して選択性を示した。結合様式はDDDおよび[{トランス-Pt(NH3)2(NH2(CH2)6(NH3+)}2-μ-{トランス-Pt(NH3)2(NH2(CH2)6NH2)2}](NO3)8(3,TriplatinNC)のそれと極めて類似していた。3種類のPt(II)配位球体の内の1つが観察されず,Pt2+裸イオンとして認められたことから,3セットのリン酸クランプのみが認められた。電子密度からDDD-1複合体内のDDDと3種類のPt(II)原子の合計の相対占有度は1:1.69で,DDD-2でのそれは1:2.85であることが示され,ほぼ結晶化液滴内の混合比であることが分かった。このモチーフは高い反復性と幾何学的規則性を持つことから,一般的用途を持つモジュラー核酸結合デバイスとして開発できる可能性が示唆された。
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核酸一般 
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