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J-GLOBAL ID:201102285485221160   整理番号:11A1188611

脊髄損傷後の呼吸神経路の機能的再生

Functional regeneration of respiratory pathways after spinal cord injury
著者 (5件):
資料名:
巻: 475  号: 7355  ページ: 196-200  発行年: 2011年07月14日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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脊髄損傷は,横隔膜を神経支配する横隔運動ニューロンプールより上の頸髄のレベルで起こることが多い。その結果として生じる呼吸障害は,脊髄損傷による主な死因の1つであるため,呼吸活動を回復させる戦略開発の重要性は明らかである。今回我々は,頸髄損傷後に,ニューロン周囲網に関連するコンドロイチン硫酸プロテオグリカン類の発現量が,横隔運動ニューロンの周囲で増加することを示す。神経機能を強く阻害するこの種の細胞外マトリックス分子をコンドロイチナーゼABC(ChABC)で分解すると,それだけで残存神経路の可塑性が増し,麻痺していた横隔膜の活動が部分的ながら回復した。しかし,ChABC処理を末梢神経自己移植と組み合わせると,セロトニン含有神経軸索や他の延髄脊髄繊維の長時間にわたる再生が促され,横隔膜機能が顕著に回復した。回復後,移植片との連絡を切断すると,横隔膜の緊張性の筋電図活動に全般的な上昇が見られた。これは,神経再生後に脊髄神経回路の相当な再構築が起こったことを示唆している。この上昇の後,いったん回復した横隔膜活動は完全に消失したので,機能回復に神経再生がきわめて重要なことが確認できた。概して言えば,これらの実験は,中枢神経系の衰弱性外傷後に,残った神経路の可塑性を高めるのに加えて主要神経路を再生させることによって,単一筋の機能を顕著に回復する方途を示している。Copyright Nature Publishing Group 2011
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分類 (1件):
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中枢神経系 
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