抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
「人工林の広葉樹化」とは,人工林を本来の自然植生である多様な樹種が入り混じった混交林や広葉樹林へ誘導するものである。混交林への誘導方法は,植栽木の強度抜き伐り後に下層への広葉樹稚苗の人工植栽および林内に天然更新した広葉樹稚苗を利用する方法があり,本報では後者について述べた。この更新材料の起源としては,1)人工林内にあらかじめ侵入定着していたもの(前生稚樹),2)土壌中に待機して上木の伐採時に発芽してくるもの(埋土種子),3)周辺の広葉樹林から散布される種子由来のもの(散布種子),などが考えられる。実際には抜き伐り強度のコントロールによって,これらの更新材料がどのような生存・成長を見せ,更新にどの程度貢献するかを評価する必要がある。