抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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これまで得てきた研究成果や知識を「草の根」的に地元に還元することは地質研究者や技師の社会使命の一つであると考えられる。その一環として,2010年11月7日に「地質の日」行事として,北海道東部の浜中町でジオツアーを開催し,約40名が参加した。ジオツアーを単なる名所巡り(=観光)ではなく,浜中町のジオサイトの学術的な意義を理解して貰うことを目的に,最初に霧多布湿原センターにて1時間ほど普及講演を行い,詳しい説明や質問はすべて露頭の前で行うこととした。普及講演の後,浜中町に眠る石英モンゾニ岩,根室層群の海底地すべり層と最近の地震による落石,霧多布湿原,巨大津波の痕跡,ピリカウタ地すべり,絶滅したサンゴ草と沈みゆく牡蠣島,別寒辺牛湿原のゴーストフォレスト,を見学した。参加者からは感謝の言葉と次回開催を期待する声を頂くことができ,企画者として大いに安堵した。