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J-GLOBAL ID:201102286011524681   整理番号:11A0410544

ピリプロキシフェン剤の冬期散布によるチャ寄生クワシロカイガラムシの長期密度抑制効果

Long-term Control of the Mulberry Scale, Pseudaulacaspis pentagona (Targioni), in Tea Fields by Spraying Pyriproxyfen in Winter
著者 (4件):
資料名:
号: 110  ページ: 19-28  発行年: 2010年12月31日 
JST資料番号: G0753A  ISSN: 0366-6190  CODEN: CHKHB9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ピリプロキシフェンは,農閑期の冬期散布により防除時期にとらわれることなく,茶樹の重要害虫であるクワシロカイガラムシPseudaulacaspis pentagonaの密度抑制を可能とする殺虫剤とされる。福岡県八女市において,ピリプロキシフェンマイクロカプセル剤によるクワシロカイガラムの長期密度抑制効果について,フェンピロキシメート・ブプロフェジン水和剤を対照に検討し,散布時期,散布量,中切りとの組合せが密度抑制効果に及ぼす影響を調査した。ピリプロキシフェン剤の冬期散布によるふ化幼虫の補正死虫率は高く,1回の散布で約5か月間殺虫効果が持続し,散布時期による差は見られなかった。散布翌年の中切りとの組合せでは,散布後3年間低密度で推移した。700L/10a散布でも1000L散布と同等の防除効果であった。ピリプロキシフェン剤以外の防除は2年間不要で,冬期散布による労力分散と長期密度抑制による散布回数削減に有効と考えた。
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分類 (2件):
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し好料作物  ,  害虫に対する農薬 
物質索引 (1件):
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引用文献 (12件):
  • Tatara, A.(1999): Determination of Optimum Spraying Time for Chemical Control of Mulberry Scale, Pseudaulacaspis pentagona (Targioni)(Hemiptera: Diaspididae) in Tea Fields. JARQ., 33, 155-161.
  • 吉岡哲也・堺田輝貴・中園健太郎 (2009): 福岡県におけるチャ害虫クワシロカイガラムシの天敵相と寄生率に及ぼす薬剤散布の影響 (講要). 九病虫研会報55, 200.
  • 波多腰信・岸田 博・川田 均・大内 晴・磯部直彦・荻野 哲 (1997): 昆虫成長制御剤ピリプロキシフェンの開発. 住友化学, 1997-I, 4-20.
  • 諌山真二・津田尚己 (2008): 新規農薬製剤プルートRMCの開発--茶の難防除害虫クワシロカイガラムシへの適用拡大--. 住友化学, 2008-II, 4-13.
  • 小澤朗人・金子修治・小杉由紀夫 (2009): ピリプロキシフェン剤のチャ寄生クワシロカイガラムシに対する防除効果と天敵類に対する影響. I. 茶園のクワシロカイガラムシに対する防除効果. 関西病虫研報, 51, 95-97.
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