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J-GLOBAL ID：201102286678583457   整理番号：11A1690073

軸力伝達機構を有する粘弾性ダンパーシステムを用いた工法開発に関する研究 (その1.粘弾性ダンパーシステムに対する二軸載荷試験の結果)

A STUDY ON DEVELOPMENT OF VISCO-ELASTIC DAMPER SYSTEM INCLUDING AXIAL FORCE TRANSFER MECHANISM METHOD (Part.1 Result of biaxial loading tests)

著者 (6件)： 山下忠道 ((株)構造計画研究所西日本設計部) ,  川端淳 ((株)構造計画研究所西日本設計部) ,  二宮正行 ((株)エム・イー・エム一級建築事務所) ,  犬伏徹志 ((株)構造計画研究所西日本設計部) ,  田中和宏 (住友ゴム工業(株) ハイブリッド事業本部) ,  服部学 (住友ゴム工業(株) ハイブリッド事業本部)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 17  号： 37  ページ： 915-920 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アウトフレームの長期軸力や変動軸力を負担する軸力伝達機構を有する粘弾性ダンパシステムについて,ダンパシステムの実大二軸載荷試験により,その性能を確認するとともに本ダンパシステムの数値解析モデルを提案し,その妥当性について検証した。その結果,1)軸力伝達機構の摩擦係数は,鉛直荷重の増大による影響はあるものの,0.020~0.025程度の安定した値であること,2)本ダンパシステムの復元力特性は,鉛直荷重の大きさにかかわらず,紡錘型の安定した履歴曲線を描くこと,3)本ダンパシステムは,面外変形±35mm以下において弾性域であり,面外方向に大きな変形性能が要求される純ラーメン構造にも適用できること,などが分かった。

シソーラス用語： 制振構造 ,  軸力 ,  応力伝達 ,  二軸 ,  載荷試験 ,  数値解析 ,  解析モデル ,  復原性 ,  鉛直荷重 ,  水平荷重 ,  水平変位 ,  摩擦係数 ,  ヒステリシス ,  粘弾性ダンパー ,  復元力特性
準シソーラス用語： *ダンパ

分類 (1件)： 緩衝器,ばね  (QB01110U)

引用文献 (10件)：

• 1) 日本建築構造技術者協会:構造レトロフィット特殊耐震・免震・制震改修の事例,建築技術,2001.6
• 2) 耐震総合安全機構監修:耐震改修実例50 工期、コストの実態から診断、設計、施工ノウハウまで,日経BP,2007.9
• 3) 国土交通省住宅局建築指導課:既存鉄筋コンクリート造建築物の「外側耐震改修マニュアル - 枠付き鉄骨ブレースによる補強 -」,財団法人日本建築防災協会,2003
• 4) 久保田正春,石丸辰治,新谷隆弘,秦一平:増幅機構を用いた制震構造システムに関する研究,第10 回日本地震工学シンポジウム,pp253~256,1998
• 5) 北嶋圭二,上田英明,緒方翼,中西三和,安達洋:摩擦ダンパーを用いた制震レトロフィット技術の研究・開発,第10 回日本地震工学シンポジウム,pp189-194,1998.11

タイトルに関連する用語 (7件)： 軸力 ,  粘弾性ダンパー ,  工法 ,  開発 ,  研究 ,  二軸 ,  載荷試験