抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大きな捕捉磁場を得るための超電導擬似永久磁石におけるさまざまな着磁方法について特質と進歩を述べ,捕捉磁場向上の経緯を解説した。静磁場による平行状態の着磁法FCM法とZFC法の磁束捕捉磁化過程の相違を述べ,これらは超電導マグネットが必要などの問題点のあることを指摘した。これを解決できるパルス磁場によるPFM着磁法では,パルス発生に銅コイルとコンデンサ電源を用い,冷凍機により冷却された超電導バルク磁石を磁化することを述べ,パルス磁場と捕捉磁場,温度上昇の関係を示し,それらと捕捉磁場分布の変化の状況などを示した。一般的な一定の温度,パルス磁場の複数回印加による同一パルス磁場印加法(SPA)では捕捉最大磁場3.8Tを得た。パルス磁場を漸減させながらのIMRA法,加えてバルク温度を段階的に低下させるMFPC法などの改良が進み捕捉磁場が向上,さらに著者提案の2段階着磁法(MMPSC法)ではGd系バルクにより5.20Tの磁場捕捉ができた。複数個の磁石を同時着磁できるコイル配列,コイル形状などの工夫やシミュレーション解析結果,バルク磁石応用の例なども解説している。