抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,解析対象を上限関数と下限関数からなる区間値関数データとして表現した場合を考え,その微分を提案する。さらに,区間値関数データの導関数を用いたクラスター分析の手法を提案する。Didayが提案したシンボリックデータ解析では,データを区間値,集合,モダル値などで記述し,様々なデータ構造を解析する(Diday&Noirhomme-Fraiture,2008)。また,データを関数として表現し,連続的な変化などを解析する手法として,Ramsayが提案した関数データ解析がある(Ramsay&Silverman,2005)。これらの手法は,我々が扱うデータが多様化した現在,データを適切に表現し解析する手法として注目されている。関数データをシンボリックデータ解析の体系へ拡張した研究として,豊田らは区間値関数データのクラスター分析法を提案している(豊田他,2009)。本研究では,この区間値関数データの微分について扱う。また,これをクラスター分析へ適用し,実データを用いて考察する。(著者抄録)