抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北海道には広く温泉が分布しているが,近年温泉水圧低下に象徴される温泉資源の枯渇が懸念されている。1970年代以降,自然湧水温泉ではなく掘削井により新たに開発された温泉(新規温泉地と呼称)が急増しており,資源枯渇危惧程度の評価が望まれている。本報では新規温泉地を対象として,新たな2つの指標”坑井密度指数”と”涵養域比率”を提案し,これらに基づき各地域の実態評価を行った。前者は主に水採取にかかわる指数であり,後者は水供給能力に関係する。各地域で求められた両指数をX-Y図上に図示・解析することにより枯渇危惧程度を評価した。その結果,要注意地域は平野域の全市町村の10%足らずと評価された。今後,要注意地域を中心に詳細な調査やモニタリングが望まれる。