抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ワクチンは感染性疾患に対して宿主を防御するのに重要な役割を果たしている。最も効果的な認可ワクチンは持続T細胞及びB細胞記憶の展開に加えて形質細胞による長期の抗原特異抗体応答を惹起する。これらの異なった免疫細胞サブセットの相対的な寄与は状況依存的で,問題の病原体の生物学と同様ワクチン(即ち生/弱毒化,不活化及びサブユニット)の性状に依存して変化する。細菌抗原(例えば,破傷風毒素)又は不変異体ウイルスに対する比較的単純なワクチンでは,防御の免疫相関物は良く特性化されている。ウイルスに対するもっと複雑なワクチンでは,特に変異したり潜伏感染を引き起こすウイルスでは,免疫の特異的相関物を規定することはより困難である。免疫相関物が決定されたり,推定されたりするためには関連する動物モデルにおける観察/自然史研究,臨床治験又は実験的評価がこれにはしばしば必要となる。このレビューでは,疾病へのワクチン仲介防御に対するウイルス特異T細胞及びB細胞応答の相対的寄与を論ずる。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.