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J-GLOBAL ID：201102287837331363   整理番号：11A1598354

栽培条件が異なる園芸用施設における地中伝熱量の実態調査

Investigations of Heat Flux on Soil Surface at Several Plastic Greenhouses which Differed Cultivation Condition

著者 (3件)： 古野伸典 (山形県庄内総合支庁) ,  佐瀬勘紀 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  佐藤裕則 (山形県庄内総合支庁)
資料名： 農業施設  (Journal of the Society of Agricultural Structures, Japan)
巻： 42  号： 2  ページ： 59-64  発行年： 2011年09月25日 
JST資料番号： L0964A  ISSN： 0388-8517  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 積雪寒冷地域の地中伝熱量の実態を把握するため,栽培品目,栽培条件の異なる3種類の園芸用施設を対象に調査を行った。その結果,同じ日射量の条件であっても,栽培品目によって地中伝熱量の日推移が大きく異なることが明らかとなった。バラの養液栽培のようにハウス床面の全面が茎葉で覆われる条件における夜間の上向き地中伝熱量は,最大でも5Wm^-2以下と非常に小さかった。他方,キュウリやオウトウの場合は,昼間の日射に応じた土壌への蓄熱が確認され,夜間の上向き地中伝熱量は最大で20Wm^-2を記録した。地中伝熱量の長期計測の結果,短期計測と同様に栽培条件による違いが確認された。また,日射量が多くなる3月以降において,上向きの地中伝熱量は増加しなかった。ハウス内の植物体の生育が進むことにより地表面に到達する日射量が減少したことが原因と考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *栽培施設 ,  積雪寒冷地 ,  バラ ,  養液栽培 ,  ハウス栽培 ,  キュウリ ,  桜桃 ,  日射量 ,  *伝熱 ,  条件 ,  地中蓄熱 ,  *地中熱 ,  栽培条件
準シソーラス用語： *園芸施設

分類 (2件)： 作物栽培施設  (FB03040V) ,  園芸作物一般  (FC03041P)

引用文献 (11件)：

• 日本農業気象学会. 施設園芸環境制御基準資料. 農業気象. 1977, 33, 特別号, 33-41
• 日本施設園芸協会. 石油使用量の実態. 石油使用量削減指針. 2007, 23-41
• 農林水産省農産園芸局野菜振興課. 園芸用ガラス室・ハウス等の設置状況. 2009
• 岡田益己. 暖房. 施設園芸ハンドブック. 1998, 178-203
• 小倉祐幸. 無加温ハウスの純放射, 地熱流の測定例. 農業気象. 1982, 37, 4, 303-308

タイトルに関連する用語 (6件)： 栽培条件 ,  園芸 ,  施設 ,  地中 ,  伝熱量 ,  実態調査