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J-GLOBAL ID：201102287971224824   整理番号：11A1453470

多次元二相流計測法の開発と気液二相流のダイナミックス

著者 (4件)： 古谷正裕 (電力中央研 原子力技研) ,  新井崇洋 (電力中央研 原子力技研) ,  金井大造 (電力中央研 原子力技研) ,  白川健悦 (電力中央研 原子力技研)
資料名： 可視化情報学会誌  (可視化情報)
巻： 31  号： 122  ページ： 92-97,1(1)  発行年： 2011年07月01日 
JST資料番号： S0973B  ISSN： 0916-4731  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電気伝導度が小さい気相では,二相流の瞬時・局所変動を捉えるためには電極対を近接させる必要がある。壁面の液膜厚さを計測する際は壁面に密集した電極を配置する。壁面より離れた流路内部の二相流を捉えるためには,電極を挿入する侵襲法となるため,注意が必要である。ここでは,壁面での液膜厚さ分布や,流路断面内の気相存在分布,三次元速度分布などの計測法を紹介した。液膜厚さ分布を1ms毎に計測するセンサとして,励起電極と計測電極の対を縦横1.8mm間隔で3層プリント基板に実装した。ワイヤメッシュセンサの計測値から気液構造の大きさ毎に三次元速度分布を推定する方法を考案した。旋回流に適用した結果,遠心力により液相が外側に移行し,気相が内側に向かう運動を可視化した。10本×10本の円筒バンドルの間隔に細線を縦に11本,横に11本挿入し,サブチャンネル中央121点を可視化した。

シソーラス用語： 高次元 ,  *気液二相流 ,  *液膜 ,  *分布 ,  等価回路 ,  *管内流 ,  *流速分布 ,  旋回流 ,  *流れの可視化 ,  プリント基板 ,  動力学 ,  *流動解析 ,  センサ ,  *解析
準シソーラス用語： *厚み分布 ,  多次元

分類 (1件)： 流体の実験・試験・測定方法及び装置  (BC01020K)

引用文献 (10件)：

• MAAD, R. Dynamic characterization of a high speed gamma-ray tomograph. Flow Meas. Instrum. 2010, 21, 4, 538-545
• ARAI, T. Development of high-speed and multidimensional measurement technique for liquid film behavior. Proc. 14th Int. Sym. Flow Visualization (ISFV14), 2010. 2010, 1-9
• 古谷正裕. 液膜流動の高速多次元計測手法の開発. 第47回日本伝熱シンポジウム予稿集, 2010. 2010
• 新井崇洋. 燃料棒を模擬した円筒表面における液膜厚さ分布の計測. 日本原子力学会2010年秋の年会. 2010, 604
• PRASSER, H.-M. Annual Report of Institute of Safety Research. 2000

タイトルに関連する用語 (6件)： 多次元 ,  二相流 ,  計測法 ,  開発 ,  気液二相流 ,  ダイナミックス