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J-GLOBAL ID：201102288038543192   整理番号：11A1250535

クラスレートハイドレートの構造選択性について

On the Structure Selectivity of Clathrate Hydrates

著者 (2件)： MATSUMOTO Masakazu (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  TANAKA Hideki (Okayama Univ., Okayama, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 115  号： 25  ページ： 8257-8265  発行年： 2011年06月30日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クラスレートハイドレートの結晶構造の選択性を調べることによって新クラスレートハイドレートを探索する戦略的方法を提案した。クラスレートハイドレートの結晶構造はゲスト化学種に多く依存し,熱力学的条件にあまり依存しないことが予期されている。ゲストの気体と平衡にあるクラスレートハイドレート水分子の化学ポテンシャルの面で種々の形態間の相対的安定性を調べた。種々の型のケージ数を推定するためFrank-Kasper型合金に関するYarmolyukとKripyakevich則の支援でもって標準統計力学理論に従って,ケージ占有率の自由エネルギーを計算することによってこの評価を行った。しかるに,結晶構造の選択性に関する包括的説明を成功裡に行った。ゲスト気体分子のサイズに依存した二種類の主要構造CS-IまたはCS-IIが多くの熱力学的条件でなぜ安定であるか説明し,クラスレートハイドレートの多形とゲストサイズ及び他のパラメータ間の関係を確立した。それによってゲスト化学種及び/または熱力学的性質の適切な選択によって新しいクラスレートハイドレートを見いだす方法を示唆した。新構造を含む最も安定である主要な二種類の構造よりも他の構造に対する上記パラメータ空間における小空間があること見いだした。更に,臭素ハドレート中のTS-1構造の優先形成について単純であるが全体解明を与えた。

シソーラス用語： 水和物 ,  *ガスハイドレート ,  包接化合物 ,  *結晶構造 ,  選択性 ,  化学平衡 ,  水分子 ,  *化学ポテンシャル ,  架橋化合物 ,  占有率 ,  自由エネルギー ,  統計力学 ,  化学種 ,  熱力学的性質 ,  臭素 ,  多面体 ,  水素結合 ,  状態図 ,  二原子分子 ,  原子半径 ,  核間距離 ,  多形 ,  ケージド化合物 ,  包接水和物
準シソーラス用語： クラスレートハイドレート ,  パラメータ空間 ,  結合長 ,  相図

分類 (1件)： 分子化合物  (CE02000C)

タイトルに関連する用語 (2件)： クラスレートハイドレート ,  選択性