文献
J-GLOBAL ID:201102288384288875   整理番号:11A2004243

ランタンイオンによって誘起されるF-DPPCおよびDPPCリポソームのコロイド安定性に対する温度の影響

Influence of temperature on the colloidal stability of the F-DPPC and DPPC liposomes induced by lanthanum ions
著者 (5件):
資料名:
巻: 367  号:ページ: 193-198  発行年: 2012年02月01日 
JST資料番号: C0279A  ISSN: 0021-9797  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2つの双性イオンリン脂質1,2-ジパルミトイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DPPC)および1-パルミトイル-2-[16-フルオロパルミトイル-ホスファチジルコリン(F-DPPC)によって作られる水媒質中のリポソームのコロイド安定性に対するLa3+の影響を動的光散乱および電気泳動移動度によって検討した。F-DPPCおよびDPPCリポソームについてのLa3+の臨界凝集濃度(c.a.c.)を実験によって求め,結果をDerjaguin-Landau-Verwey-Overbeek理論を用いた理論的予測と比較した。リポソームの安定性に対する二分子層の状態の影響を評価するために,脂質の分子鎖融解相転移温度を下回る温度および上回る温度(脂質の転移温度)においてすべての実験を行った。La3+が存在するときの両方の種類のリポソームのサイズの変化と多分散度の高い値とにより,これらのイオンは25°Cおよび60°Cにおいてリポソームの凝集を誘起することが示された。25°CにおいてF-DPPCリポソームの二分子層が交差指形のとき,DPPCリポソームの方がF-DPPCで形成したリポソームより凝集に抵抗した。しかし,この差は60°Cで消え,このとき両方の二分子層の立体配座が同じであった。実験結果により,両方の種類のリポソームについて25°Cより60°Cの方がc.a.c.が高いことも示された。実際,動的光散乱測定によって,c.a.c.に近いLa3+濃度では溶液温度を増加させることによって25°Cにおけるリポソームの凝集を防ぐことができることが観測された。さらに,このイオンが存在するときのこれらのリポソームの挙動をリン脂質の転移温度より高温および低温において調べた。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
コロイド化学一般  ,  固-液界面 
物質索引 (2件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る