抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2008年に農研機構を中心として新たな窒素肥効評価法(新法)が開発された。この方法は,家畜ふん堆肥を酸性デタージェント(AD)液及び塩酸(HCl)で抽出し,AD抽出液中の有機物量から窒素肥効を二つのタイプに分け,速効性窒素(施用直後~4週間)をHCl抽出液の分析により,緩効性窒素(施用4週間後~12週問後)をAD抽出液の分析により算出する手法で,高価な機器を使用せずに2日程度で分析が可能である。そこで,新法による窒素肥効評価の愛知県産家畜ふん堆肥での適応性を検討するために,従来法との比較を行った。酸性デタージェント分析による窒素肥効の評価では,測定法により判定が異なる結果となり,慎重な運用が必要であると考えられたが,調査を行った堆肥では,新法による窒素肥効の予測値は培養窒素発現率とコマツナの栽培試験結果と良く符合していた。(著者抄録)