文献

J-GLOBAL ID：201102288920464789   整理番号：11A0917785

宮崎演習林における哺乳類目撃数のモニタリング

Mammals monitoring in Shiiba Research Forest.

著者 (8件)： 壁村勇二 (九大 農 演習林 宮崎演習林) ,  久保田勝義 (九大 農 演習林 宮崎演習林) ,  鍜治清弘 (九大 農 演習林 宮崎演習林) ,  椎葉康喜 (九大 農 演習林 宮崎演習林) ,  井上幸子 (九大 農 演習林 北海道演習林) ,  馬渕哲也 (九大 農 演習林 北海道演習林) ,  内海泰弘 (九大 大学院農学研究院) ,  榎木勉 (九大 大学院農学研究院)
資料名： 九州大学農学部演習林報告  (Bulletin of the Kyushu University Forests)
号： 91  ページ： 29-33  発行年： 2010年03月30日 
JST資料番号： F0829A  ISSN： 0453-0284  CODEN： KDNHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 宮崎演習林では2006年4月から職員が演習林内での業務や演習林への移動中において,日中に目撃した哺乳類の種と数を記録している。本報告では調査当初から2009年3月までの哺乳類の結果をまとめた。調査期間中に目撃された哺乳類は,ヒメネズミ(Apodemus argenteus)1匹,ニホンジカ(Cervus nipoon)1973頭,ノウサギ(Lepus brachyurus)7匹,ホンドテン(Mantes memlampus memlampus)7匹,ニホンアナグマ(Meles meles anakuma)4匹,ホンドタヌキ(Nyctereutes procyonoides viverrinus)3匹,ムササビ(Petaurista leucogenys)1匹,ニホンモモンガ2匹(Pteromys momonga),イノシシ(Sus scrofa)25頭,ホンドキツネ(Vulpes vulpes japonica)1匹の10種類で合計頭数は2024頭だった。業務1回あたりの哺乳類目撃数は1.6頭となった。シカの目撃数は1月,5月,12月に少なかった。宮崎県のレッドデータブックにおいて絶滅危惧1B類に指定されているニホンモモンガ2匹と準絶滅危惧に指定されているムササビ1匹を確認した。本報告から目撃数のモニタリング調査が低コストで技術的な難易度が低く,複数の記録者でも継続して実施できる有効な手法であることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *哺乳類 ,  *数 ,  ネズミ類 ,  ニホンジカ ,  ウサギ ,  イタチ科 ,  タヌキ ,  リス類 ,  イノシシ ,  季節的変動 ,  *生物絶滅 ,  監視 ,  原価低減 ,  度 ,  有効性 ,  宮崎県 ,  *絶滅危惧種
準シソーラス用語： Mantes memlampus memlampus ,  Nyctereutes procyonoides viverrinus ,  Pteromys momonga ,  ニホンアナグマ ,  ニホンモモンガ ,  ノウサギ ,  ヒメネズミ ,  ホンドキツネ ,  ホンドタヌキ ,  ホンドテン ,  ムササビ ,  モニタリング調査 ,  レッドデータブック ,  演習林 ,  低難易度 ,  *目撃数

分類 (1件)： 森林生物学一般  (FF02010T)

タイトルに関連する用語 (4件)： 宮崎 ,  演習林 ,  哺乳類 ,  モニタリング