抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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伝統的構法による総二階建木造建築の内,土壁,柔床仕様で,接合部に込栓を用いた地域型住宅(A棟)に対するE-ディフェンスによる実物大振動台実験の結果について報告した。屋根は4寸5分勾配の葺土なし切妻瓦屋根,割り竹入り土壁を用い,天井や各階床上の固定荷重と積載荷重相当の仮設荷重を加えて,BCJ-L2波,JMA神戸波及びJR鷹取波の20%と100%を加えた。この実験で得られた主な知見は以下の通り。1)土壁,柔床仕様の地域型伝統木造建築が建築基準法の規定壁量を満たす場合,最大ベースシア係数0.5程度を有し,壁量計算は有効となる。2)変形性状は主としてせん断変形であり,柱脚の浮上りが建物の挙動に与える影響は小さい。