抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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取水堰下流河床の局所洗掘によって,堰本体の損壊や護床工の流亡などの洪水災害が多く発生している。その対策として,護床工の設置や補強工事を実施することが多いが,洗掘軽減効果に関しては不明な点が多い。堰下流の河床洗掘状況は,河川の砂礫堆形成とそれに伴う洪水時水流の蛇行に大きく影響されるので,砂礫堆が形成される水理諸量を選び,水路実験によって階段工や斜路工など5種類の護床工の洗掘軽減効果を検討した。その結果,(1)堰下流に護床工を配置することによって,どの護床工でも河床洗掘の軽減効果が認められた。(2)護床工設置は堰下流段落ち流による洗掘を防ぎ,下方に向かう流れを水平方向流に変えることによって,洗掘が軽減されると推察された。(3)より効果を発揮するためには,護床工の設置深さと長さが必要であり,2段式の階段工において最も効果的であった。(著者抄録)