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J-GLOBAL ID:201102289309008740   整理番号:11A0996890

神経細胞株NG108-15におけるジアシルグリセロールキナーゼ阻害剤R59022-誘導性オートファジーおよびアポトーシス

Diacylglycerol kinase inhibitor R59022-induced autophagy and apoptosis in the neuronal cell line NG108-15
著者 (4件):
資料名:
巻: 509  号:ページ: 197-201  発行年: 2011年05月15日 
JST資料番号: B0023A  ISSN: 0003-9861  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ホスファチジン酸(PA)は脂質セカンドメッセンジャーであり,細胞増殖と生存に関わっていると信じられている。PAは主にホスフォリパーゼD(PLD)とジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)により産生される。PLD活性の上昇は,ラパマイシンの哺乳類標的(mTOR)の活性化を通してアポトーシスを抑制すると信じられている。一方,DGKがmTORを制御できるかどうかは明らかではないが,DGK阻害がアポトーシスを引き起こすことは明示されてきた。ここでは,mTORがオートファジーの中心的仲介役であり,アポトーシスとオートファジーの同時活性化が示されてきていることから,DGK阻害が神経細胞においてアポトーシスおよびオートファジーを引き起こすことができるかどうかを調べた。DGK阻害剤のR59022は,無血清下でNG108-15細胞にオートファジーおよびアポトーシスを誘導した。オートファジーはアポトーシスに先んじており,アポトーシス阻害剤はR59022誘導性オートファジーに無影響だった。R59022誘導性オートファジーは外来性のPAにより阻害され,ジアシルグリセロールの蓄積により引き起こされたと考えられるプロテインキナーゼCの活性化および細胞内Ca2+レベルの増加は,R59022誘導性オートファジーに関係あるようには見えなかった。さらに,mTORシグナリング経路に対するR59022の効果も調べ,この経路はR59022によっては阻害されないことを見出した。これらの結果は,DGKがmTOR非依存性のメカニズムを介して細胞生存に重要な役割を果たしていることを暗示している。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  生物学的機能 
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