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J-GLOBAL ID:201102290024009163   整理番号:11A1056361

ヒトの発癌における酸化ストレスとDNA損傷の役割

Role of oxidative stress and DNA damage in human carcinogenesis
著者 (5件):
資料名:
巻: 711  号: 1-2  ページ: 193-201  発行年: 2011年06月03日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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組織及び器官の細胞は絶え間なく日常的に酸化ストレスとフリーラジカルにさらされる。このフリーラジカル攻撃は外因性または内因性(細胞内)由来である。細胞はグルタチオン(GSH),ビタミンC及びEのようなフリーラジカルスカベンジャー,カタラーゼ,スーパーオキシドジスムターゼ及び様々なペルオキシダーゼのような抗酸化酵素から高機能で精巧なDNA修復機構に及ぶ数種の異なる防御機構を利用することによって,この現象に抵抗し,対抗する。この動的平衡の結末は通常,酸化的に誘発されたDNA損傷と細胞にとって低度から高度な重要性と危険性を示す様々な損傷,即ち,孤立した塩基損傷または一本鎖切断(SSB)から二本鎖切断(DSB)のような複合損傷及びその他の非DSBの酸化的に生成されたクラスター化DNA損傷(OCDL)の誘発である。ミス修復または不完全修復を通してのDNA損傷の蓄積は,特に不完全なアポトーシス経路と組み合わさった場合,突然変異誘発とその結果としてトランスフォーメイションをもたらす可能性がある。本総説ではヒト悪性腫瘍の進行における細胞内酸化ストレス及びDNA損傷の機構と関与,そしてこれらのパラメータを癌バイオマーカーとして利用する可能性に関する知見と証拠の現状について述べる。同時に,著者らはヒトの細胞または組織で酸化的に誘発されるDNA損傷の測定に用いられる特異的な方法論に伴う潜在的な人為的影響に関連する論争について考察する。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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発癌機序・因子  ,  核酸一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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