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J-GLOBAL ID：201102290051045821   整理番号：11A0805679

由布岳・由布陰盆地周辺の表層電気伝導度分布

著者 (4件)： 鍵山恒臣 (京大 理学研究科 地球熱学研究施設 火山研究セ) ,  吉川慎 (京大 理学研究科 地球熱学研究施設 火山研究セ) ,  宇津木充 (京大 理学研究科 地球熱学研究施設 火山研究セ) ,  井上寛之 (京大 理学研究科 地球熱学研究施設 火山研究セ)
資料名： 大分県温泉調査研究会報告
号： 61  ページ： 3-6  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： F0944B  ISSN： 0289-2413  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 由布岳および由布院盆地周辺において表層の電気伝導度分布を調査した。その結果,以下の特徴が明らかとなった。由布岳山体部の電気伝導度は低く,同火山の熱的活動度が低調であることを反映していると思われる。由布院盆地内の電気伝導度は別府温泉地域ほどではないが高い値を示し,とりわけ盆地南縁部(由布院断層の北側)と湯の坪から湯布院駅を経て光永地区に至る地域で電気伝導度が高くなっている。また,由布院盆地から北西方向に電気伝導度のやや高い領域が伸びる傾向が認められる。このことは,湯布院温泉に供給されるマグマ起源の揮発性成分の量が別府温泉に比べると少なく,同地域の地熱活動がテクトニックな構造を反映していることを示すと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： 大分県 ,  *電気伝導率 ,  温泉 ,  熱源 ,  地熱 ,  扇状地
準シソーラス用語： 電気伝導度 ,  *由布院盆地 ,  *由布岳

分類 (3件)： 地球電磁気学一般  (DC04010W) ,  地球内部物理学一般  (DC03010P) ,  電気探査・検層  (DE10040M)

タイトルに関連する用語 (5件)： 盆地 ,  周辺 ,  表層 ,  電気伝導度 ,  分布