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J-GLOBAL ID：201102290348375960   整理番号：11A1018625

超伝導共振器と電子スピン集団の強結合:複合量子回路へ向けて

Strong Coupling of a Spin Ensemble to a Superconducting Resonator: Towards Superconductor-Spin Ensemble Hybrid Quantum Circuits

著者 (1件)： 久保結丸 (フランス原子力庁 サクレー研)
資料名： 日本物理学会誌
巻： 66  号： 6  ページ： 439-443,411-412  発行年： 2011年06月05日 
JST資料番号： F0221A  ISSN： 0029-0181  CODEN： NBGSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超伝導体で構成される“人工原子回路”-超伝導量子ビット-は集積化が容易な固体素子であり,高速かつ信頼性が高いゲート操作も可能であることから量子演算器の有力な候補である。一方で,弱点は短い量子コヒーレンス時間である。従って超伝導量子ビットを用いて量子コンピュータを構築するための重要な課題に,「いかにしてコヒーレンスを長時間保つか」が挙げられる。本稿ではその課題への取り組みの新たな一例として,従来とは異なる観点から始まった研究を紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *空洞共振器 ,  量子ドット ,  *回路 ,  *電子スピン ,  強結合 ,  量子情報 ,  *コヒーレンス ,  量子電気力学 ,  量子ビット ,  *量子回路
準シソーラス用語： 共振器量子電気力学 ,  人工原子 ,  *超伝導共振器

分類 (3件)： その他の超伝導応用装置  (BM04044V) ,  その他の情報工学基礎理論  (JB06000C) ,  原子と光子の相互作用  (BH03060F)

引用文献 (40件)：

• NAKAMURA, Y. Nature. 1999, 398, 786
• NIELSEN, M. A. Quantum Computation and Quantum Information. 2000
• CLARKE, J. Nature. 2008, 453, 1031
• 中村泰信. 日本物理学会誌. 2002, 57, 797
• 蔡兆申. 応用物理. 2009, 78, 0003

タイトルに関連する用語 (5件)： 超伝導共振器 ,  電子スピン ,  集団 ,  強結合 ,  量子回路