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J-GLOBAL ID:201102290591338097   整理番号:11A1900659

SH4A向けコンパイラにおける0-1整数計画法を使った浮動小数点演算精度指定命令の選択と挿入

Floating Operation Precision Setting Instruction Selection and Insertion Using 0-1 Integer Linear Programming by a Compiler for SH4A
著者 (4件):
資料名:
巻: 2010  号:ページ: ROMBUNNO.PUROGURAMINGU,VOL.4,NO.2,48-66  発行年: 2011年04月15日 
JST資料番号: L7379A  ISSN: 1882-7772  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本論文ではSH4A向けコンパイラにおいて浮動小数点演算の演算精度を指定する命令を選択し,挿入先を定める手段として,0-1整数計画法を利用する手法を提案し,その実用性を評価した結果を示す。SH4Aは浮動小数点演算命令の実行時にどの精度で演算を行うか指定するための命令を2種類提供するが,それぞれ挿入可能な箇所と実行コストが異なる。このためSH4A向けコンパイラでは,どこでどの命令を使って精度の指定を行うべきか判断する必要があるが,提案技法ではこの判断に0-1整数計画法を利用する。また,0-1整数計画法がコンパイル時間に与える悪影響を軽減するために,挿入箇所を求める問題を分割,簡約化する技法も提案する。分割や簡約化を適用しても最適解の探索に膨大な時間がかかる場合はあるが,そのような場合には最適解を求めることを諦め,探索を中断してヒューリスティックにより解を求める。組み込み機器向けベンチマークEEMBC benchmark suiteおよび組み込みプロセッサ向けベンチマークCoreMarkを使って評価したところ,提案技法でコードサイズを最適化すると,コードサイズを1.2%小さくできることが分かり,このときコンパイル時間の増加率は相乗平均で13.5%になり,最適解を求ることができた問題の比率は99.9%以上になることが分かった。また,CoreMarkを使って評価したところ,提案技法で実行サイクル数を最適化すると,最適化しない場合と比べ,精度指定にかかる実行サイクル数と,アプリケーション全体の実行サイクル数をそれぞれ64.1%と3.1%削減できることが分かった。(著者抄録)
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分類 (4件):
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言語プロセッサ  ,  演算方式  ,  数理計画法  ,  人工知能 
引用文献 (25件):
タイトルに関連する用語 (4件):
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