抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,中心市街地の商店街が時代の変化や環境の変化に対応できず,商店街機能・地元商店の商業活動の停滞してきている。つまり,地方都市の中心市街地において大きな問題となっている商業衰退・空洞化の要因の中で,地元商店街の商店が消費者ニーズに対応できなくなったことが最も影響が大きいと考えられる。背景には,商店街商店の商店主の大多数が昔の繁栄をそのまま維持できるといった,時代や消費者ニーズの変化への対応に保守的な態度を示しているという現状がある一方,地元商店街商店の経営者が高齢を向かえ今後の後継者に対して問題を抱えていることがあげられる。さらに,その店主の代で経営を終えることを考えている場合が多く,それが営業意欲の喪失さらには各商店,商店街全体の賑わいなど雰囲気の悪化にもつながっていると考えられる。そこで,本研究では,滋賀県草津市の中心市街地商店街商業の活性化を目指し,そこでの地域住民の回遊・買物行動を効果的に支援するための共同集配システム,つまり御用聞きシステム導入に関する検討を行う。導入にあたっては中心市街地商店街商業が持続的に維持発展できるよう,消費価値観の把握し,ニーズに対応できる取扱商品決定に関する分析を行うことでの検討を行い,望ましい御用聞きシステムを提案していく。(著者抄録)