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J-GLOBAL ID:201102291239392665   整理番号:11A1445647

紀伊半島四万十帯古第三系音無川層群の砂岩組成変化から推定されるアンルーフィング

Unroofing inferred from sandstone compositions of the Paleogene Otonashigawa Group in the Shimanto Belt, Kii Peninsula, Southwest Japan
著者 (2件):
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巻: 117  号:ページ: 423-438  発行年: 2011年08月15日 
JST資料番号: F0528A  ISSN: 0016-7630  CODEN: CHTZA5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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始新統音無川層群羽六層の砂岩について検討した。モード組成は下部から上部にかけて珪長質火山岩片に富む石質ワッケから石英に富む長石質アレナイトと変化することが明らかになった。重鉱物組成は下部では普通角閃石を含むが,上部では緑レン石,褐レン石,チタナイトを多く含む。ザクロ石はパイロープ成分の多いアルマンディン(中圧型)が減少し,スペッサルティン成分の多いアルマンディン(低圧型)が増加,最上部ではグロッシュラーが出現する。以上の変化から後背地では当初,珪長質火山岩や火砕岩が広く被覆していたが,削剥が進み下位の花崗岩,低圧変成岩や石灰質変成岩が露出するアンルーフィングが起きたと推定される。この時期は地域により異なるが,西南日本四万十帯の共通したイベントであった。ザクロ石組成や紫色円磨ジルコンの存在から,後背地には中圧型変成岩や先カンブリア系のグラニュライト相変成岩や堆積岩も分布していたと推定される。(著者抄録)
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分類 (1件):
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堆積学一般 
引用文献 (59件):
  • 足立 守・鈴木和博・与語節夫 (Adachi, M., Suzuki, K. and Yogo, S.), 1995, CHIME geochronologyによる造山帯の解析例. 総研連絡誌 (Preliminary report for a Grant-in Aid)「東アジア変動帯の砂岩組成とテクトニクス」, no.1, 16-23.
  • 別所孝範 (Bessho, T.), 1997, 紀伊半島中西部四万十累帯上部白亜系砂岩の重鉱物組成-とくに, 竜神・丹生ノ川累層について-. 地質雑 (Jour. Geol. Soc. Japan), 103, 377-390.
  • 別所孝範 (Bessho, T.), 2000, 紀伊半島四万十累帯白亜系砂岩の重鉱物組成とその時代的変化. 地質論集 (Mem. Geol. Soc. Japan), no.57, 195-210.
  • 別所孝範 (Bessho, T.), 2004, 紀伊半島四万十累帯白亜系寺杣層の砂岩組成変化とその意義. 堆積学研究 (Jour. Sediment. Soc. Japan), no.60, 13-21.
  • 千々和一豊 (Chijiwa, K), 1992, 西南日本外帯中新統熊野層群の砕屑岩組成と堆積相. 地質論集 (Mem. Geol. Soc. Japan), no.38, 311-327.
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