抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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脊椎動物において,背側中線,脊索前板,脊索,下索そして底板にある胚の構造は共通の胚の起源を共有する。ゼブラフィッシュにおいて,それらは原腸陥入開始時に胚盾内に位置する前駆細胞のプールに由来する。これらの構造の共通の発生に責任のある分子機構は知られていない。それらの空間的および時間的発現に基づき,フォークヘッドボックスA(FoxA)ファミリーの転写因子はそのような役割を担う良い候補に見える。この仮説と一致して,FoxA2およびFoxA3の同時のノックダウンは全ての軸の派生物の形成を消滅させる一方,それらの転写因子の過剰発現は背側中胚葉領域を強く拡大する。FoxA2-FoxA3二重モルファントにおいて軸構造の前駆細胞が初期原腸胚期に正しく誘導されるが,それらの背側中線としての個性が発生の間に維持されないことを確立し,またこれらの組織の前駆細胞が細胞自律的に筋繊維や腹側神経管細胞を形成するよう再特定化されることを見いだした。これらの研究は全ての背側中線組織の特異的な喪失の最初の例を提供し,FoxAファミリーのメンバーが原腸陥入の間に,脊索前板,脊索,底板そして下索の前駆細胞の軸に関する個性を維持するのに必須の重複する役割を持つことを立証する。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.