抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ZnS:Cu,Alナノ結晶を200°Cの水熱法で調製し,光ルミネセンス(PL)およびX線励起ルミネセンス(XEL)特性を研究した。さらにアニーリングの効果も詳細に研究した。200°Cで12時間,直接水熱処理した,n(Cu)/n(Zn)=3×10~4およびn(Cu)/n(Al)=2を有するサンプルの平均取得サイズはおよそ15nmである;分散度が高く取得サイズ分布が狭い球状ナノ結晶は,立方晶系構造であった。すべてのサンプルのPLおよびXELスペクトルは,広い発光帯を示す。最大PLおよびXEL強度は,n(Cu)/n(Zn)=3×10~4およびn(Cu)/n(Al)=0.5を有するサンプルで観察される。XELピーク中心はおよそ470nmのところにある。この条件において,200°Cで3時間,水熱処理し,その後Ar中800°Cで1時間アニーリングしたサンプルのXEL強度は増強し,そのピークは520nmのところにある。一方,XEL強度は,アニーリングしないサンプルのそれと比較するとおよそ8倍である。粒子塊のサイズはおよそ200~500nmで,ほぼ球状の粒子は純粋な六方晶系構造を示す。高度ルミネセンス効率が高く,サイズが小さいサンプルは,画像システムの分解能を高めることができるであろう。PLとXELのスペクトルを比較することによって,PLとXELのルミネセンス機構と異なる励起機構,およびXELに対するアニーリングの効果についても論じた。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST