文献

J-GLOBAL ID：201102292695332832   整理番号：11A0295089

非球形ナノ粒子の生成・成長ダイナミクス

Dynamics of Generation and Growth of Nonspherical Nanoparticles

著者 (3件)： 辻将之 (金沢大学大学院 自然科学研究科 物質工学専攻) ,  瀬戸章文 (金沢大学 理工研究域 自然システム学系) ,  大谷吉生 (金沢大学 理工研究域 自然システム学系)
資料名： エアロゾル研究  (Journal of Aerosol Research)
巻： 25  号： 4  ページ： 315-322 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： L0641A  ISSN： 0912-2834  CODEN： EAKEEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： エアロゾルによるナノ粒子の製造法は粒度分布の制御性が良好で,噴霧熱分解や火炎燃焼,電気炉加熱,ガス凝縮,プラズマ反応器,レーザアブレーション,スパッタリングなど各種プロセスが公知である。ナノ構造材料の気相合成法はナノ粒子の形状制御が重要課題で,粒子生成過程の数値シミュレーション法は形状予測に有用である。ナノ粒子で構成する凝集体の形状モデルに関する基礎的事項を解説し,気相合成法による非球状粒子の生成・ダイナミクス研究を紹介した。鉄粉や銅粉など金属粉,酸化亜鉛や酸化スズ,酸化チタンなど機能性セラミックの気相合成法を紹介し,フラクタル次元や形状係数,凝集・焼結法による凝集体の形状変化に関する最近の研究動向を解説した。

シソーラス用語： エアロゾル ,  *ナノ粒子 ,  *粉末製造 ,  機能性セラミック ,  鉄粉 ,  銅粉 ,  *気相成長 ,  フラクタル次元 ,  凝集体 ,  酸化亜鉛 ,  酸化スズ ,  酸化チタン ,  技術進歩 ,  予測モデル ,  動力学 ,  数値シミュレーション ,  モデル
準シソーラス用語： ダイナミックス ,  形状係数

分類 (3件)： 酸化物の結晶成長  (BK13050I) ,  セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  粉末製造  (WC02020M)

引用文献 (37件)：

• Artelt, C., Schmid, H. -J. and Peukert, W.: On the Relevance of Accounting for the Evolution of the Fractal Dimension in Aerosol Process Simulations, J. Aerosol Sci., 34, 511-534 (2003)
• Cho, K., Hogan, C. J. and Biswas, P.: Study of the Mobility, Surface Area and Sintering Behavior of Agglomerates in the Transition Regime by Tandem Differential Mobility Analysis, J. Nanoparticle Res., 9, 1003-1012 (2007)
• Forrest, S. R. and Witten, T. A.: Long-Range Correlations in Smoke-Particle Aggregates, J. Phys. A: Math. Gen., 12, L109 (1979)
• Frenkel, J.: J. Phys., 9, 385 (1945)
• German, R. M. and Muir, Z. A.: Surface Area Reduction during Isothermal Sintering, J. Amer. Ceram. Soc., 59, 379 (1976)

タイトルに関連する用語 (4件)： 球形 ,  ナノ粒子 ,  成長 ,  ダイナミクス