節足動物,線虫類および病原菌に対するコショウ遺伝資源の世界的な源

SARATH BABU B.; PANDRAVADA S.r.; PRASADA RAO R.d.v.j.; ANITHA K.; CHAKRABARTY S.k.; VARAPRASAD K.s.

文献

J-GLOBAL ID：201102292751822066 整理番号：11A0538059

節足動物,線虫類および病原菌に対するコショウ遺伝資源の世界的な源

Global sources of pepper genetic resources against arthropods, nematodes and pathogens

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資料名：
巻： 30 号： 4 ページ： 389-400 発行年： 2011年04月
JST資料番号： H0443A ISSN： 0261-2194 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：文献レビュー発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

インドは,主に国内用ではあるものの,コショウ,特にトウガラシの主な生産国である。果実腐敗病,うどんこ病,細菌青枯病および褐斑病など菌類病害と共にこれらに媒介されるアザミウマ,ダニ類およびウイルス病害はコショウ生産性の制限因子であるが,コショウには巨大な天然の遺伝的多様性が存在していることから,耐性品種とその利用を見つける重要な研究努力が行われており,大きな成功をおさめている。継続した科学的努力にもかかわらず,世界中にわたって,変化する気象条件,消費および品質の好みに適した,様々な害虫への耐性形質を持った新しい品種への要求がある。有用な遺伝的材料を見つけることおよび市販品種への昆虫,菌類およびウイルス病害に対する耐性遺伝子導入のために努力の必要が高まっている。様々な形,サイズおよび色の甘トウガラシ,トウガラシ,パプリカを開発するため,コショウ育種で協力に遺伝資源が利用されてきた。世界野菜研究センター(AVRDC)の遺伝資源博物館およびアメリカ合衆国農務省(USDA)は昆虫害虫,線虫類,菌類,細菌およびウイルスの病害に耐性のある多くの遺伝子型を保有している。複数のコショウ生産国由来の,タバコモザイクウイルス,キュウリモザイクウイルス,コショウ葉脈斑紋ウイルス,チリペッパー葉脈斑紋ウイルス,ナンキンマメ側芽壊死ウイルスなど多くのウイルス病害に対する耐性遺伝子型が豊富なコショウ多様性から同定されている。豊富な遺伝的多様性の探索により,様々な害虫に対する耐性と良好な農業形質を持つ新品種の開発が可能となった。このことは最終的には様々な国内および国際的生産要求の要求状況に見合うようになった。チリペッパーデータベース(チリデータベース,2010)は遺伝資源の典型的な利用および世界中のほとんどの病害と線虫類に耐性のある多数の品種および雑種の開発に注目している。本報でもアザミウマ,ダニ類,縮葉病複合体,線虫類および病害に耐性のあるインドの資源に関する知見を示し,インド国立遺伝子バンクおよび世界中の他のバンクで入手可能な多様性の探索についても提示する。また国内と国際的利用のための遺伝子プールの豊富さのために開始が求められる生物的制約と増強努力に対する遺伝的多様性と品種におけるギャップを同定する試みも行った。(翻訳著者抄録)

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栽培的防除 , 植物の病災害一般 , 野菜 , 作物の品種

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