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J-GLOBAL ID:201102292871362859   整理番号:11A1101081

汚染化学物質の食事経由による1日摂取量の推定-別府市における調査研究-

著者 (2件):
資料名:
号: 52  ページ: 91-99  発行年: 2011年02月15日 
JST資料番号: S0963A  ISSN: 0286-4983  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,国内に流通する食品の調査では,農薬等の濃度が残留基準値を下回るものが大部分であり,基準値を大幅に超える汚染が検出される例は皆無と言って良い。近年では,有機化合物の1日摂取量は一日許容摂取量(ADI)を超えることは無く,ADIの1%以下と報告されているが,金属類のうちカドミウム(Cd)の1日摂取量が多い。また,硝酸は,ほとんどADI値に等しい量を摂取している。比較的繁用度の高いマーケットバスケット方式によるトータルダイエット法を用いて試料を調製し,試料中のポリ塩化ビフェニル(PCB),有機塩素系農薬,有機リン系農薬,ならびに重金属を分析し,その1日摂取量を4年間調査した。国民栄養調査成績食品群別摂取量表(北九州地域)に基づき,その摂取量に応じて年毎に別府市内のスーパーマーケットで購入した食品(113~118食品)を13群に分類した。結果,ヒトが食を介して摂取する汚染化学物質の量を求めるにはいくつかの方法がある。欧米や日本などではマーケットバスケット方式によるトータルダイエット法が比較的多く実施され,摂取量の分析値が集積されている。そこで,この方法に基づき,別府市の人々がどの程度汚染物質を経口的に摂取しているかを調べるため,試料を調製し,その分析を行った。結果では,検出されなかった試料は不検出の値を0として算出した。この値は各群の検出限界によって異なり,検出感度を高くすれば検出値が増加する可能性があるが,感度を低く設定すればほとんど検出されないおそれがある。したがって,得られた値の検出感度に対しその際に残留する可能性のある最大値を考慮して定量限界(LOQ)の半分量の1/2LOQの値を最大可能摂取量として考慮することが妥当と考えられる。
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分類 (1件):
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食品の汚染 

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