抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高純度かつ高収率のアセチルサリチル酸(アスピリン)(Asp)を取得するための手法を探索するために,定法を用いた再検討を実施した。その中で主としてAspの合成実験条件を検証し,現行条件で実験したときの結果の分析を基に,失敗例を考察しやすい確実な実験条件を導出することを目指した。まず現行実験条件を採用して得られたAspの純結晶の純度をHPLCにより求めた。そしてサリチル酸,Aspそれぞれの26種試料について検出時間および相対強度を求め,それを基にAspの純度を求めた。その結果学生実験では大部分の学生が高純度(99%)のAspを得たことが判明した。次いで純結晶の定性実験を呈色反応で実施した。これらの結果についてその「失敗」と「成功」の判定を行った。なおAspの再結晶の条件についての検討も行った。最後に現行実験条件に加えるべき改良点に言及した。