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J-GLOBAL ID：201102293170109438   整理番号：11A0478879

潮流発電システムにおける発電電力量による増速比の最適化

Optimization of Gear Ratio in the Tidal Current Generation System based on Generated Energy

著者 (3件)： 直井和久 (日本大学理工学部電気工学科) ,  塩野光弘 (日本大学理工学部電気工学科) ,  鈴木勝行 (日本大学理工学部電気工学科)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 131  号： 2  ページ： 222-230 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 増速機で連結されたダリウス形水車と篭形誘導発電機による潮流発電システムについて発電電力量が最大となる増速比および誘導発電機の定格容量を求める手法を提案した。明石海峡における1年間の流速推定値を用いてこの手法を,これまでに試作・検討してきた水車からなる潮流発電システムに適用した。その結果,以下の知見が得られた。1)増速比により発電電力量が変化する。2)全流速にわたる潮流エネルギーを有効利用する観点から,最適増速比は24.3,誘導発電機容量は11.9kVA,年間発電電力量は4.27MWとなる。3)発電最大流速を流速の出現する確率から設定することが良い。4)発電機容量を低減するための発電最大流速を求める場合,流速の出現確率が利用できる。5)水車出力の微分値が必要な場合,水車出力の近似に平滑化スプラインの利用が有効である。

シソーラス用語： 潮汐エネルギー ,  水力発電 ,  *誘導発電機 ,  増速装置 ,  *歯車比 ,  最適化
準シソーラス用語： *Darrieus形水車 ,  *増速機 ,  *潮流エネルギー ,  篭形巻線

分類 (2件)： 波力発電,潮力発電  (NB03130B) ,  風力エネルギー  (LB03060X)

引用文献 (15件)：

• (1) S. Kiho and M. Shiono: “Electric Power Generation from Tidal Currents by Darrieus Turbine”, T. IEE Japan, Vol. 112-D, No. 6, pp. 530-538 (1992-6) (in Japanese)
• 木方靖二・塩野光弘: 「来島海峡におけるダリウス形水車による潮流発電」, 電学論D, Vol. 112, No. 6, pp. 530-538 (1992-6)
• (2) M. Shiono, K. Suzuki, and S. Kiho: “The Experimental Study on Characteristics Darrieus type Turbine for the Tidal Current Power Generation”, T. IEE Japan, Vol. 118-B, No. 7/8, pp. 781-787 (1998-7) (in Japanese)
• 塩野光弘・鈴木勝行・木方靖二: 「潮流発電に用いるダリウス形水車の特性」, 電学論B, Vol. 118, No. 7/8, pp. 781-787 (1998-7/8)
• (3) 近藤淑郎・上原春男・木方靖二・宮崎武晃・谷野賢二: 海洋エネルギー利用技術, 森北出版 (1996)

タイトルに関連する用語 (3件)： 潮流発電 ,  増速 ,  最適化