抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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個人認証に生体認証が多く使用されるようになり,個人を特定する重要なデータである生体情報の取り扱いが問題となっている。本研究では,利用者の負担にならないカードと一緒に手を差し出すという日常の行為において,撮影した掌形画像から特徴データを抽出し,非接触ICカードに保存された生体情報と照合することにより,本人確認を実現する掌形個人認証システムを開発した。認証アルゴリズムの検討を行った結果,手の幅や指の面積などの特徴量を用いた認証において,他人受入率が0.057%,本人拒否率が22.75%という結果を得た。また,作製した掌形個人認証システムでは,ICカードとの情報通信時間を含めて,認証開始から終了まで約2秒で実行できることを明らかにした。(著者抄録)