文献

J-GLOBAL ID：201102293796430386   整理番号：11A1586011

相互平滑化効果を考慮した太陽光発電大量導入時の出力変動想定の一手法

A Method for Presuming Total Output Fluctuation of Highly Penetrated Photovoltaic Generation Considering Mutual Smoothing Effect

著者 (3件)： 名古屋洋之 (北陸電力(株) 技術開発研究所) ,  駒見慎太郎 (北陸電力(株) 技術開発研究所) ,  荻本和彦 (東京大学 生産技術研究所 エネルギー工学連携研究センター)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 131  号： 10  ページ： 1688-1696 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 再生可能エネルギー(RE)のうち,大量導入への期待が高まっている太陽光発電(PV)の出力を規定する主要因となる全天日射量の時系列データを分析に用いた。得られた日射量の実測データを分析してその変動特性を明らかにし,変動の実態を著者らが提案する「遷移仮説」によって同期変動とランダム変動の合成として表現できることを示した。さらにその結果に基づいて少数の計測データからRE大量導入時の出力変動を想定するまでに至る体系的な手法を提案し,その手法の妥当性を直接的および間接的に検証した結果について示す。提案手法を用いて北陸地域におけるPV大量導入時の出力変動を想定した結果を示した。

シソーラス用語： *太陽光発電 ,  *日射量 ,  効果 ,  スペクトル解析 ,  *電力変動 ,  系統安定度 ,  負荷周波数制御
準シソーラス用語： 平滑化効果

分類 (2件)： 太陽光発電  (NB03090G) ,  電力系統一般  (NB02000E)

引用文献 (11件)：

• (1) 資源エネルギー庁:「次世代送配電ネットワーク研究会報告書」(2010)
• (2) 資源エネルギー庁 総合エネルギー資源調査会新エネルギー部会:「風力発電検討連系対策小委員会中間報告書」(2004)
• (3) 七原俊哉:「風力発電電力系統安定化等調査の概要について」,季報エネルギー総合工学,Vol. 25, No. 4, pp. 42-57 (2003)
• (4) 七原俊哉:「太陽光発電の出力変動の平滑化効果 —全天日射強度のスペクトル解析—」平成18年6月電力中央研究所研究報告 R05014
• (5) T. Oozeki, T. Takashima, K. Otani, Y. Hishikawa, G. Koshimizu, Y. Uchida, and K. Ogimoto : “Statistical Analysis of the Smoothing Effect for Photovoltaic Systems in a Large Area”, T. IEEJ, Vol. 130-B, No. 5, pp. 491-500 (2010-5) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (5件)： 平滑化効果 ,  太陽光発電 ,  出力変動 ,  想定 ,  手法