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J-GLOBAL ID：201102294158522644   整理番号：11A0599111

せん断加工における工具摩耗に及ぼす被加工材質の影響

Influence of Product Material Property on Tool Wear in Shearing Process

著者 (9件)： 石黒太浩 (名古屋大学大学院工学研究科 大学院生) ,  中村圭佑 (名古屋大学大学院工学研究科 大学院生) ,  早川暢祥 (名古屋大学大学院工学研究科 大学院生) ,  吉田佳典 (岐阜大学工学部) ,  湯川伸樹 (名古屋大学大学院工学研究科) ,  石川孝司 (名古屋大学大学院工学研究科) ,  村瀬道徳 ((株)東郷製作所) ,  中野奨 ((株)東郷製作所) ,  吉田浩二 ((株)東郷製作所)
資料名： 鉄と鋼
巻： 97  号： 3  ページ： 99-107 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 歩留りがよく生産性も高く広く用いらているせん断加工について,被加工材の材料特性の工具摩耗への影響を実験的かつ解析的に調査した。せん断加工の有限要素解析では,被加工材の変形抵抗の工具の摩耗機構に及ぼす影響を調査した。穴あけ加工の実験には,冷間圧延鋼板SPCC,中炭素鋼S60Cおよびオーステナイト系ステンレス鋼板SUS301の3鋼種を用い,SKH51工具のパンチとダイスで穴空け加工を50000ストローク実施した。以下の結果を得た。1)加工数の増加にともなう工具摩耗は面圧,相対すべり速度を考慮にいれた摩擦仕事の有限要素解析から定性的に予測できる。2)工具刃先摩耗は面圧および相対すべり速度の双方に依存する。3)工具側面摩耗は面圧の大きさに依存するが,相対すべり速度は材料に依存しない。4)工具摩耗にともなうせん断面長さおよびばり高さの変化は,刃先摩耗による工具刃先半径の増加に大きな影響を受ける。

シソーラス用語： *剪断加工 ,  *工具摩耗 ,  変形抵抗 ,  穴あけ ,  冷延鋼板 ,  中炭素鋼 ,  刃先 ,  打抜 ,  高合金鋼 ,  高速度鋼 ,  高炭素合金鋼
準シソーラス用語： SKH51 ,  SPCC ,  SUS301 ,  穴あけ加工 ,  打抜加工 ,  有限要素解析

分類 (2件)： その他の切削  (QC02040C) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (13件)：

• 1) K.Mori, Y.Abe and Y.Suzuki: J. Mater. Proc. Technol., 210 (2010), 653.
• 2) Y.Ishihara, Y.Yoshida, N.Yukawa and T. Ishikawa: Proc. of 59th Joint Conf. Technol. Plast., JSTP, Tokyo, (2008), 389.
• 3) T.Maeda, I.Aoki and T.Higuchi: J. Jpn. Soc. Technol. Plast., 18 (1977), 210.
• 4) I.Aoki: J. Jpn. Soc. Technol. Plast., 27 (1986), 140.
• 5) K.Takaishi: J. Jpn. Soc. Technol. Plast., 31 (1990), 111.

タイトルに関連する用語 (3件)： せん断加工 ,  工具摩耗 ,  被加工材