抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現状の大型風車による日本の風力導入ポテンシャルと長期導入ロードマップについて紹介した。日本の陸上風力発電のポテンシャルは,2003年に資源エネルギー庁が実施した「シンエネルギー等基礎調査」にて算出された6.4GWが基本となっている。しかし,その後好評された,日本風力発電協会などでの,陸上・洋上風力発電の設置条件ならびに風速条件などの見直しに伴い,風力6.5m/s以上の条件で,168.9GWと,約26倍の導入ポテンシャルの存在が示され,設置風速条件が低くなると,ポテンシャルは増加する傾向が反映された。筆者の大学研究室の試算では,風力6.5m/s以上では219.9GWと従来の約36倍になっている。地域別の連系可能導入量等を検討した結果,電力管轄地域の陸上・洋上には風況適地ならびにポテンシャルが全電力設備量に匹敵する200GW以上の存在が明らかになった。