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J-GLOBAL ID:201102294476799574   整理番号:11A1258584

キトサンおよびキトサン-ヒアルロナン膜での間葉幹細胞の球状体形成

Spheroid formation of mesenchymal stem cells on chitosan and chitosan-hyaluronan membranes
著者 (7件):
資料名:
巻: 32  号: 29  ページ: 6929-6945  発行年: 2011年10月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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幹細胞は,in vitroで培養中にその未発達の性質を消失する。培養基質は,細胞-基質相互作用の結果として,幹細胞の挙動に影響する。しかしながら,成熟ヒト間葉幹細胞(MSCs)の生体材料基質に対する自己更新能の維持は,文献では報告されていない。この研究では,ヒト脂肪(hADAS)および胎盤(hPDMC)から分離したMSCsを,キトサン膜およびヒアルロナンで更に修飾したキトサン(キトサン-HA)膜上で培養した。どちらかの起源のMSCsは,膜上への接着を維持する三次元球状体を作ることを観察した。球状体形成は,MMP-2発現増加と関係した。キトサン-HA上の細胞は,キトサンのみより迅速に球状体を作り,球状体の大きさは,より大きかった。材料上でのMSCsに対する,幹細胞性マーカー遺伝子(Oct4,Sox2とNanog)の発現を,リアルタイムRT-PCRにより分析した。キトサンおよびキトサン-HA膜上の球状体形成は,ポリスチレンディッシュ上で培養した細胞と比べ,MSCsの幹細胞性マーカー遺伝子の発現を維持する助けになることを見出した。幹細胞性マーカー遺伝子の発現の維持は,hPDMC球状体(vs. hADAS球状体)で特に著しかった。抗体によるCD44のブロックは,球状体形成を抑制し,幹細胞性遺伝子発現を中等度に低下した;一方,Y-27632化合物処理は,球状体形成を阻害し,幹細胞性遺伝子発現を有意に低下した。軟骨形成誘導により,MSC球状体は,より高い量のSox9,アグレカンとコラーゲンII型遺伝子発現を示し,グリコサミノグリカンとコラーゲンII型に対し陽性染色された。hPDMCは,誘導によりhADASより強く軟骨形成分化した。試験は,キトサンおよびキトサン-HA膜に接着した球状体の形成は,MSCsの幹細胞性マーカー遺伝子の発現を維持し,それらの軟骨形成分化能を増加することを示した。Rho/Rho関連キナーゼ(ROCK)シグナリング経路は,球状体の形成に関わる。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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細胞生理一般  ,  医用素材 
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