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J-GLOBAL ID：201102294477090285   整理番号：11A1206970

原子炉のシミュレーション 二相流詳細シミュレーション

著者 (1件)： 功刀資彰 (京大)
資料名： シミュレーション  (Journal of the Japan Society for Simulation Technology)
巻： 30  号： 2  ページ： 77-83  発行年： 2011年06月15日 
JST資料番号： L0458A  ISSN： 0285-9947  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原子炉システムなどの大規模な一次元解析において豊富な実績がある二流体モデルは,本質的に界面構造と界面輸送に伴う間欠的流れの影響を解析できない。本論文では,気液二相流現象を理解し,機構論的な予測を可能にするシミュレーション手法として界面体積追跡法を解説した。その代表格であるVolume-of-fluid法は界面セルにおける界面再構築の有無によって大別され,再構築を行うPLIC(Piecewise Linear Interfafce Calculation)法は最も高精度な解を導く。特に,PLIC系の手法として著者らが開発したMARS(Multi-interface Advection and Reconstruction Solver)は沸騰解析で高精度な解を導く。そこで,核生成モデルと気泡成長・凝縮モデルからなる沸騰・凝縮モデルを組み込み,サブクール・プール沸騰での気泡挙動の3次元数値シミュレーションに適用した。実際にサブクール沸騰気泡の離脱挙動の数値解析結果を高速度カメラによる可視化像と比較した。また,異なるサブクール度における気泡体積測定結果と,沸騰気泡の成長過程である慣性支配に対応するRayleighの理論式,及び熱伝達支配に対応するPlesset and Zwickの理論式との一致について考察した。

シソーラス用語： *原子炉 ,  *計算機シミュレーション ,  気液二相流 ,  予測技法 ,  シミュレーション ,  三次元 ,  *数値解析 ,  可視化 ,  体積 ,  気泡 ,  *計測システム ,  熱伝達 ,  数値シミュレーション ,  *計算機利用 ,  *利用
準シソーラス用語： *界面体積追跡法 ,  気泡体積

分類 (4件)： 原子炉工学一般  (MD01000C) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H) ,  数値計算  (JE02000J) ,  計測機器一般  (AD02000X)

引用文献 (49件)：

• YEUNG, R. W. Numerical Methods in Free-Surface Flows. ANNU. REV. FLUID MECH. 1982, 14, 395-442
• BONNEROT, R. Numerical Methods in Free-Surface Flows. J. COMPUT. PHYS. 1977, 25, 163-181
• RYSKIN, G. Numerical Methods in Free-Surface Flows. J. FLUID MECH. 1984, 148, 1-17
• FRITTS, M. J. Numerical Methods in Free-Surface Flows. J. COMPUT. PHYS. 1979, 31, 173-215
• HARLOW, F. H. Numerical Methods in Free-Surface Flows. PHYSICS OF FLUIDS. 1966, 9, 842-851

タイトルに関連する用語 (3件)： 原子 ,  シミュレーション ,  二相流