抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
筆者らは,2つの右手/左手系複合(CRLH:Composite Right/Left Handed)線路をセル毎に接続し中央にショートスタブを配置したスタブ共有型フォワードカプラを提案し,本構造を用いたフォワードカプラを試作・評価して有効性を確認した。しかし,スタブ共有型フォワードカプラは偶・奇モード動作時にアンバランス型CRLH線路となるため左手系帯域と右手系帯域で連続的に結合せず,狭帯域な特性であった。そこで,本稿では2つのCRLH線路のスタブをセル毎に接続し,更にCRLH線路の一部を結合させたバランス型CRLH線路を用いた広帯域フォワードカプラを提案し,0dBフォワードカプラを設計・試作評価を行った。本構造により,偶・奇モード動作時でともにバランス型CRLH線路とすることができるため,左手系帯域と右手系帯域で連続的に結合し,広帯域な特性が得られる。試作したフォワードカプラは,損失(放射損,導体損,誘電体損,反射損)が無いとすると3.75[GHz]での結合度は0.1[dB],反射量が-10dB以下となる比帯域は36%となり,広帯域な特性となることを確認した。(著者抄録)