抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北海道中央部では日高火成活動帯と呼ばれる,南北に約300kmにわたって古第三紀・新第三紀の苦鉄質-珪長質の深成岩体が分布する。その南半分の日高山脈の北部ではこの深成岩体に相当する厚さ~20kmの地殻断面が露出している。パンケヌーシ川上流から芽室岳,日勝峠を経てペケレベツ川に至る地域に露出する結晶質地殻断面の最上位の日勝峠花崗岩のRb-Sr全岩年代を測定し,17.7±0.6Maを得た。同地域の地殻断面の最下部に位置する曲り沢トーナライトとその上位のパンケヌシ岩体から18.7±0.5Maと18.5±0.3MaのU-Pb年代が報告されており,本報告の年代と整合する。これらのことから,同地域のマグマ質岩体は中新世早期のほぼ同時期に貫入したと考えられる。