抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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20世紀初頭Braun-Blanquetにより提唱された植物相の相同性から植生を分類,体系化する群落分類学について20世紀における成果を総括した。初めにBraun-Blanquetシステムの構築と改良について簡単に記した。ヨーロッパをはじめ世界各国で行われた群落分類学の調査実態を5段階で評価し,図示した。その結果,このシステムによる調査は広く実施されているが,その現状に大きな開きがあることが明らかになった。調査結果は植生そのものだけでなく農業や景観計画など応用分野,とりわけ地球環境の急速な変化の問題解決にも有益である。今後さらに群落分類学的調査研究が望まれ,21世紀にはコンピュータよるデータ処理が有効になると展望した。最後に今後進展すべき点を科学側面,応用的側面から述べた。