抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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発泡スチロール破片は,広く漂着散乱しているプラスチックの代表である。摘採されたノリ原藻に混入する発泡スチロール破片の実態と,海岸漂着後の放置および界面での防舷剤としての不適切な利用実態について報告した。ノリ養殖業者への聞き取り調査は平成15年2月21日に,発泡スチロールの数量調査は平成13年5月8-9日に行った。今回摘採されたノリ原藻に混入していた異物は,主に繊維状プラスチック類であったが,その中には直径4-7mmの発泡スチロール破片も含まれていた。平均漂着密度は18.5個/kmで,特に伊唐島前海岸(15.0km)では390個の漂着が確認された。防舷剤としての不適切な利用では東町内24港で418個が確認され,港あたりの平均使用量は17.4個/港であった。