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J-GLOBAL ID：201102295644492338   整理番号：11A0136773

宇宙機内部浮遊導体からの静電気放電

ESD from Electrically Floating Conductors inside Spacecraft

著者 (2件)： 藤井治久 (奈良工高専) ,  内野芳郁 (奈良工高専)
資料名： 電気学会放電研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： ED-10  号： 125-130  ページ： 25-29  発行年： 2010年12月02日 
JST資料番号： Z0911A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 宇宙機内部には,外部宇宙環境に存在する高エネルギー荷電粒子が機体表皮を貫通し,低エネルギー化して侵入する。この荷電粒子,特に高エネルギー電子が宇宙機内部搭載機器の絶縁物や浮遊導体などに電荷蓄積すると放電の発生が危惧となる。宇宙機内部の電気・電子機器に多数のプリント基板が使用し,その基板上に形成した導体パターンが電気的に浮遊状態になる場合を想定した。内部帯電に一つである浮遊導体の帯電を対象とし,低エネルギー電子の照射によるプリント基板による静電気放電の検討を行った。実験方法として,実験材料及び実験結果として浮遊電極の帯電電位特性と放電特性について述べた。

シソーラス用語： 放電 ,  静電気 ,  *宇宙飛行体 ,  浮遊粒子状物質 ,  *帯電 ,  導体 ,  電子照射 ,  荷電粒子 ,  プリント基板 ,  回路パターン形成 ,  電極
準シソーラス用語： 高エネルギー粒子 ,  *静電気放電 ,  *浮遊電極

分類 (1件)： 液体・固体中の放電  (BJ03030E)

引用文献 (4件)：

• “Avoiding problems caused by spacecraft on-orbit internal charging effects”, NASA Technical Handbook, NASA-HDBK-4002(1999)
• H. Fujii and T. Miyamoto.“Analysis of charged particles environments inside spacecraft affecting internal charging”, Proc.53rd Space Sciences and Technology Conf., 1A02, pp. 5-8(2009)藤井治久・宮本尚使、「宇宙機内部帯電に及ぼす荷電粒子環境の解析」、第53回宇宙科学技術連合講演会講演集、IAO2、pp. 5-8(2009)
• 伊藤憲昭、「放射線物性I」(森北出版)、第7章、 (1981)
• A. R. Frederickson, E. G. Holeman and E. G. Mullen:“Characteristics of spontaneous electrical discharging of various insulators in space radiation”, IEEE Trans. Nuclear Science, Vol.39, pp. 1773-1782(1992)

タイトルに関連する用語 (4件)： 宇宙機 ,  浮遊 ,  導体 ,  静電気放電