抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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文化財保存の歴史の中で,対象物の外側に屋根をかけて保存を図る,覆屋保存の歴史について検討した。「覆屋」は神社その他の関係で用いられる言葉で仏教関係では「覆堂」または「鞘堂」と呼ばれることが多い。本稿では,覆屋を「屋外で機能するものに対して,それが機能する土地において,その保護を主たる目的として外側に設けられた付加物」を示すこととして,日本における覆屋の発祥(古代),石塔の履歴(中世),文化財保存の萌芽(近世),発掘された遺構の覆屋保存(近現代)を概観した。