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J-GLOBAL ID:201102296187883470   整理番号:11A1054857

β細胞特異性mTORC1活性化を持つRhebコンジェニックNODマウスにおける自己免疫性糖尿病の加速

Acceleration of autoimmune diabetes in Rheb-congenic NOD mice with β-cell-specific mTORC1 activation
著者 (10件):
資料名:
巻: 408  号:ページ: 306-311  発行年: 2011年05月06日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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脳で濃縮された蛋白質Rasホモログ(Rheb)は,細胞増殖を促進するラパマイシン複合体1(mTORC1)の機構的標的を活性化するRas様小GTPアーゼである。β細胞サイズの増加および野生型C57BL/6マウスより高いインシュリン分泌を持つぶどう糖負荷の改善を示すβ細胞(B6Rheb)においてRhebを過剰発現するトランスジェニックC57BL/6マウスを以前に作った。また,このマウスは,2型糖尿病のモデル,肥満誘導高血糖症および1型糖尿病(T1D)のモデル,多重低用量ストレプトゾトシン(MLDS)誘導高血糖症に対する耐性を示した。B6RhebマウスにおけるRhebによるmTORC1活性化も自発性自己免疫T1Dモデル,NODマウスにおいて明らかであるかどうかを調べるため,そのβ細胞においてRhebを過剰発現する2つのNODマウス系統(NODRheb;R3およびR20)を作った。β細胞におけるRheb過剰発現,mTORC1の相対的活性化およびβ細胞増大を検証した。35週齢までの糖尿病発症率はR3系統において有意に大きく,NODマウスにおけるよりR20系統において大きい傾向があった。膵島炎は,NODマウスと比べて12週齢のR3NODRhebマウスにおいて加速されていることを組織学的分析が示した。さらに,血清中インシュリン自己抗体(IAA)発現は,NODマウスより有意に高かった。また,完全フロイントアジュバント(CFA)処理のみまたはグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)アナログとの処理は,NODRhebマウスの高血糖症を逆転させるかどうかを調べ,ほとんどのものは正常血糖を達成しなかった。要約すれば,糖尿病進行は,NODRhebマウスにおいて防止されるよりむしろ有意に加速された。β細胞増大はすい島に対する病原性T細胞の自己免疫を単に増強し,自己免疫性糖尿病の加速に導くことを今回の結果が示唆した。自己免疫T1Dの理想的な治療法に対し,β細胞破壊の妨止に加えてβ細胞の増大ばかりでなく再生が必要とさせるであろうと結論した。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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すい臓  ,  酵素一般  ,  蛋白質・ペプチド一般  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 
物質索引 (1件):
物質索引
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